緩やかに身をくだりゆくすべらかなるはなびらは、
カナリヤの囀りにはならぬのでありますが、
さあれ君は履き物のうらかわにひとつの釦をおさずに秘めていらつしやる。 (12:54 2012/01/14)


ああかなかな、かなかなかなかなかなかな、かなかなかなかなかなかな。
手繰り寄せる、紐のてざわりは銀にひかる緑の液体、厭なものですね。秋の夕べは更けてゆきます。 (12:57 2012/01/14)


道行く君よ達者であれと祈りかねをならしたらあなたが振り返り走ってきました。
おとはどこからなのかと、地にはいつくばるさまが哀れです。
あなたのもとめるものをわたしはおとしたりしない。ふふぷぷぷははははは! (13:082012/01/14)


卓上ライトは脳の半分以下を眠らせて蓄電につかつているやうなのですつて。
解剖してみたいものですね、きみ。
ただの噂かどうかはコンセントを抜いてスイツチを入れりやあ判る。
わたしはねえ蓄電の仕組みを知りたいのだよ。 (13:15 2012/01/14)


見下げられることに慣れてはいけない。
誰かのせいにして外から同情する人間は味方ではないのですよ。
ただ生活すること、の尊さは我らの足元に厳然とあり、選んだ地で生きることにこうべを垂れる必要はないのです。
誰かのせいにするのは簡単だけれど、簡単な分だけ回り道。 (14:16 2012/02/04)


春になったらわらし子が泳いでどじょっこやふなっこ相手に大戦争を仕掛けるのであるが、ああなんということでしょう雪解け水の奔流が戦場を洗い流して (02:10 2012/03/02)


君はもう一度だけ私の耳にささやいて。
あちらから何もせずに堪え切れるものなどありませぬから。
春屋敷は花粉の毒に侵されて見る影もなくなりましたがわたくしは今も待ち望んでいるのです。 (19:20 2012/03/04)


霙混じりのにゃんころべえ (18:37 2012/04/23)


ミスドに「怒りながらドーナツを食べるのは、難しいね。」というポスターが掲示されているが、
今の自分はドーナツをまる二つも頬張りながらプンプンイライラしているので難しいことを難なくこなせる勇者なのだろう。ふっ。 (19:37 2012/04/24)


たぐり寄せる綱の穂先はばらばらと、光ファイバーのやうに輝いておりました、君の眼の瞳孔の直径と較べたらどちらが大きいのでせうねえ…… (17:16 2012/05/09)


ようやったようやった、とわたくしの髪を掴んで引き回した大きな父親の左の手の指、
厭わしい記憶をひとびとは大事にせよと呪いますやめてやめて、やめてください、
わたくしは許すべきでないと思っていることの罪なのですかようやったようやった、ようやった、耳障りなせみのこえが、 (17:20 2012/05/09)


スカートの裾を摘んでくるりとまわったあの子が好きなので、ジンギスカンの鍋にぴったりなオレンジ色のホーローをプレゼントしたいなあと想い耽りながら夕べの土手に湿った風や水面のさざめく模様、雲の合間は薄く薄く油に溶いた茜いろ。
午後五時半は水曜日、夕暮のいろ。 (17:23 2012/05/09)










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鈴の鳴る場所呟きの歌 (C)isuzu since2001