木陰はちらちら
犬が死んでいる

ああいうのを入道雲というのだ
夏の気配を拾いに白い軍手と少年
腐臭はただかすかに溶けたあとなのです
一筆、土の線。


地平線の上ざわざわ、と、大樹だけが悼んで泣きだした






---------------
鈴の鳴る場所呟きの歌 (C)isuzu since2001