※52章(Atrocities)~64章(No Plan B)までネタバレです。
65章以降はネタバレありません。
60章でCandyの両隣に寄り添うMalingoとGazzaの図や、64章での男性陣二人の会話を見ていたら、何やらこのキャンディの逆「両手に花」構図がじわじわとツボにはまってきた。
分かりやすく言うとこんな感じですよね?
アバラット部には三年生のカリスマな女子部長(元転校生)と、常に傍で部長を支える貧民街出身の副部長がいる。そこに一年生の新入部員(Gazza)が入ってきて「俺、部長好きっす!大好き!超好き!俺と付き合って!」と一生懸命まとわりつき、女扱いされるのに慣れていなかった女子部長もドキドキしてうわあ恋よねこれ…状態に。一年生ルーキーの前向きさに部も良い方向に向かっていき、副部長はそんな二人を後ろから静かに眺めつつも、変わらず部長を真摯に支え続ける。
さらにある程度恋愛方面が進んだ後、新入部員が(あ……副部長ってもしかして…)とふと気付く。「俺、気付かなくて、その…」と言ってはみたものの、副部長には「それより今は部長が大変だし、お前は頼りにされているんだ。助けてやらなきゃな」とはぐらかされてしまった。一年生ルーキーは「そうだ、俺には部長への愛があるんだ!」と開き直り、ムードメーカーとして皆を盛りたて他部員たちを前向きに動かしていく。
…こんな感じですよね!
(分かりにくい)
ともあれ(笑)学園ものでいうと阿吽の呼吸の部長&副部長とムードメーカー一年生の三角関係か…と妄想してたら意外といける気がしてきた。
むしろ萌える気がしてきた。
いいんじゃね?
マリンゴが常にキャンディの傍にいて彼女を誰より理解しながら助けていくという構図を保持したままでさえあれば、Gazza君の前向きさと素直さと若さって、なかなか可愛いんじゃないか?
男前ヒロインとお似合いといってもいいんじゃないか?
そんなわけで、節操のないいすずさんは、キャンディとGaz君の初恋物語をぼちぼちと受け入れつつあるようです。
いいんじゃないかな……Gazza君いい子だし、いいんじゃないかな…。
ただしマリンゴが傍にいてくれるという必要条件を満たす場合に限る!これは譲れぬよ!!
**
そんなアホ妄想をしつつ、盛り上がってまいりましたクライマックス!!
もう超萌えました超燃えました。
アバラット面白過ぎる……!!
52章
挿絵のQueen of Efreet、怖ッ!!!
そんなこんなでseamstressがいろいろな意味で大活躍の回。
モトリー婆さんが深海生物にこんなに苦戦するとは意外でした。
ここまで相手にならないものだとは……!
レクィアクス超強い。
そしてモトリー婆さんが、seamstress達のために慈悲を請うような形になるのも意外でした。
ほええええ。
このお婆さんの、大切基準はとても厳格で甘くて、しばしば戸惑います。
それにしてもピクスラーさんとレクィアクスはすっかり、キャンディとボア王女の構図をトレースしたような生命体になってしまいましたね。
違うのはキャンディの方が我が強いことくらいでしょうか(笑)。
ピクスラーさんは深海生物と同化してからどんどん魅力的になっていくような気がする。
53章
グリフで墜落した(のかな?)と思われるキャンディがまた夢遊ウォークを開始。
キャンディと同様、ここで『エデンの子ら』の単語が出てくるとは思いませんでした!!
そしてまさかの新キャラ。
この教祖様(?)はどういう方なんでしょう。
キャスパーにゆかりのある人とか?
ぶっちゃけ、Absolute Midnightをなんとか切り抜けたとしても、この先ビル・カッケンブッシュキャスパーさんとの対決が残されることを考えると、今後の重要人物になってくるのかもしれませんね。
しかしQuestion Markってそのまんますぎて吹いた(笑)。
まさか名前じゃないよね。よねよね。
『そんなの嘘、間違ってる』と黙っていられないキャンディはとってもキャンディらしいのですが、ますますアバラットの人たちから反感を買ってしまいそうでとても心配。
54章、55章
54章の、メイター・モトリー婆さんの挿絵めちゃめちゃ素敵ですよね…!!!
赤色が凄絶に深くて美しいです。
しかしあそこまで追い詰めておいて退却するレクィアクスが謎すぎる。
もう帰ってしまうん?止め刺さなくてもよろしいの?
それとも読み飛ばしちゃっただけで、何か深刻なダメージを喰らっていたんでしたっけ…読み逃しかなぁ。
その割には夢遊ウォーク中のキャンディを見てニヤリ…としていたりするし、良く分からぬぞ。
魚の考えることは分からんな(水で縛られるフラグ)
56章
いすずさんの英語力のダメさが貧弱!貧弱ゥ!!と罵られるレベルなんですが、"The Hand"て何のことを指してるん?
忘れちゃっただけで、メイター・モトリーって人の腕を杖代わりにしたりしてるんでしたっけ?
婆ちゃんとHandに何が起こっているかはおおよそ分かったんですが、これって何のことでしたっけ…あうあう。
57章
わーわーわーわー!!!
キャンディが目を覚まして、誰かが傍にいてくれないかなぁと思ったところでマリンゴの "Beaming with happiness"が視界に入るシーンに悶えまくったぁああ!!
愛を!
愛を感じる!
深 い 深 い 親 愛 を 感 じ る ッ !
目が覚めると必ず隣にマリンゴが付き添っていてくれるのが、仲良しさん過ぎて超萌えますですふへへへへ。
(嬉しいけど眠い)と寝そうになるキャンディにマリンゴがダメ出しするのが微笑ましい(笑)
何人かだけ、6人くらいで脱出して…というBettyさんが、「キャンディとマリンゴと…」と道連れにまずマリンゴをあげるあたりにも、相棒はあくまでマリンゴだと皆さんが認識してくれているんだなぁとニヤニヤしました。
嬉しいのう嬉しいのう。
そして、ここで、この状態で。
『全員で』脱出するのよ、と本気で宣言できるキャンディが超格好良い…!!
それでこそキャンディ!ヒーロー!ぼくらのヒーロー!!
とか言ってたらうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉ!!!
キャリオンパパがここでついについについに来た!!
ついについに!
待ってた!超待ってた!!
盛り上がってきたわうあぁああああああ(>▽<)!!!!
58章
アバラットの面白さが留まるところを知らない!!!
ここで、ここでグリフが来るのか……!!!
はわわわ、はわわわわわわ!!(´∀`*)
ところでキャンディが真夜中の王のことを『クリストファー』と呼ぶのが新鮮でドキドキしました。
キャンディさん、違和感もなく当たり前のように呼んでるんだけどいいのか。
うおおう。
正直に言おう、ときめいた。
うそ……この胸のときめき、恋…?(ばか)
あ、キャリオンパパのお名前はZepharioさんというそうです!
何て読むのかよく分からないので 『お父様』 と今後呼ばせていただきます!!
59章
真夜中の王きたああぁっぁぁぁぁああああ!!
待ってた!
超待ってた!!!
自分でもびっくりするほどテンションが急上昇してるおおおおクリストファー!!!
綺麗になってる!
しかも服新調してる!!(爆笑)
そして"my Princess" とか言っちゃってる!
いやははははもう最高!
振られストーカー王最高!!
大好き!愛してる!!
そして目的のために躊躇なくお父様からAbarataraba情報をむしり取ろうとするキャンディさん、マジ腹黒王女の魂姉妹。
さすがだわー。
一直線だわー。
(P448-449:Abaratarabaの挿絵もすっごく素敵ですね!!)
ここにきて、Gazza君の前向きさがすっごくいい感じです。
若さのような愛のような、どちらものような。
とにかくなんでも「そんじゃあやってみようぜ!」と切り替えられるその早さが、今までキャンディ一味になかった新風で好感度高いなぁ。
ジョン兄弟の騒がしさも、ジェネヴァさんの勇猛さも、トムの堅実さも、マリンゴの真摯な支えも大切だけれど。
Gazza君の「決断の速さ」も、これはこれで、キャンディに必要な存在に思えてきました。
60章
うおおおお超燃える超燃えるめちゃめちゃ燃える…!!
何この血沸き肉躍る展開……ッ!!!!
最高なんですけど!!
やばいやばいやばい!!!(本握りしめてぶんぶん)
面白いよお面白いよおおおおううううう!!!
何これ燃える。ホント燃える。
全員でグリフとかちょっとやばすぎ燃える。
デザインがみんなの希望の象徴をつぎはぎしてうおおおおお燃えるーーーー!!
ハグ!
Clive Barker先生にハグ!!!!!
ありがとう!
面白い物語を僕達にありがとう!!!!!
はわわわあわああわわ(お花畑)
た ま り ま せ ん !
読んでいる最中ひたすら心拍数上がりまくりでもうどうしようかと思いました手が震える。
面白過ぎるよアバラット!!
そして、冒頭でもちらと書きましたが、キャンディの左隣にマリンゴ、右隣にGazzaが寄り添うシーンが死ぬほど萌えた。
頬が緩んで止まらない。
もう大好き。
ふへへへウヘヘヘヘヘヘ!!
テンションが上がりきったままで最終部、第七部へ続きます!!
61章
ちょwwwwwキャリオンパパwwww KYwwwwwww
※61章の要旨
電車の中で声は出せなかったのですが心の中で笑いすぎて死にそうでした。
おいいいいい!
お父様!
お父様ァアアア!!!(爆笑)
Gazza君の告白を先行アテレコするお父様ちょっと面白過ぎる…!!
ニヤニヤニヤニヤ。
もう最高。
お父様マジKY。
そして、StormWalkerから見下ろして、囚人たちがぽっかりいなくなっているシーンはお約束だけどやはり燃えざるを得ない…!
興奮しまくりで大変です。
ふおおおおおお!
62章
最後のクリストファーが可愛過ぎやばい。
キャンディとお父様が無事なのは分かっていたので一安心です。
とにかくクリストファー@真夜中の王が可愛過ぎてやばいです。
僕も"I love you, Little One."とか囁いてみたいよ。
とにかく真夜中の王が愛しすぎて堪りません。
63章
またもや物凄いカオスな状況に!!
どうしてこうなった…!(笑)
豚とかいうから何かと思いきやあれとか…!!
シュールすぎるだろ!
さすがだ、やはりアバラットは違う…。
64章
ずっとずっと、Gazza君がキャンディに恋を深めていく様子に対して、マリンゴだけが沈黙を守っていたのが気になっていたのですが……ここで来たか!!
うおおおお…!(ドキドキ)
かなりニヤニヤニヤニヤニヤニヤしました。
いいね。いいね!!
Gazzaはひたすらキャンディのこと愛していて、もうたまらなくて、誰にだって言ってしまえるんですね。
若いなぁ。にやにや。
対するマリンゴは、Gazzaがキャンディに惹かれる気持ちを充分すぎるほど理解している。
言葉がなくてもGazにそれが伝わるほどに、痛いほどキャンディの光を感じていたのでしょう。
それでも、Gazzaが「気付かなかった。ごめん、俺、気付かなかった、」と言いかけたところで、マリンゴが返した台詞は、自身の気持ちを認めているようで認めていないような、すごく曖昧なものに感じます。
このあたり、表現が深くて読み違いだったりするかもなのですが、マリンゴは一種の余裕さえもちながら、Gazzaの追及をはぐらかしている。
結局のところ、Gazはその冷静さに反抗するかのように、俺はキャンディが大好きなんだと大声で宣言して、助けに行こうと皆を鼓舞する役目になります。
この若さと前向きさがGazzaのいいところなんだな。若いけど。
今やムードメーカーはGazzaで、それに対して後ろから補佐して全員の空気を読み、実質上最終決裁をするのがマリンゴ、という図になりつつありますね。
("Is that the right answer?""Yup, (略) We Should listen to her." のやり取りが好き)
これはこれで、いいね……。
そしてこれは、妄想かもしれませんが。
キャンディのことが好きで好きで愛してるんだ!とマリンゴに声を荒げるGazは、どこか、マリンゴが本音を吐露するのを待っているようにも思えました。
"I've got nothing to hide." という台詞も、マリンゴへの挑発のように聞こえます。
「もう少し静かに」「皆に聞こえるぞ」と静かに返すマリンゴは何を考えていたのかな。
前半でキャンディがチキンタウンでトラブルに巻き込まれている間に、マリンゴが『ゲシュラットの社会的立場』というものを再認識した出来事がありましたよね。
もしかして、アレが、ここにかかってくるのでしょうか。
わざわざ「ゲシュラットは~」という言い方でGazの追及を遮っているのも妙に自虐的ですし……そうだとしたら切なすぎる。
マリンゴ自身が、キャンディへの気持ちが友達以上なのだと理解しているのだとしたら、やっぱりGazzaと同じ土俵に一度でいいのであがって欲しいと思います。
さて、次章はようやくクリストファーとお父様の対面でしょうか…わくわく!
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あと一日あれば読み切れそう。
連日更新してきた感想も、次回が最終回かもしれません。
とにかくクライマックスに向けて鼓動と腕の震えと顔のニヤニヤが止まりません!!