※23章(Cold Life)~25章(No More Lies)までネタバレです。
26章以降はネタバレありません。
第三部ラストまで読了。
キャンディがどんどん追い詰められていくよう。あうあう。
23章
復ッ活ッ!キャリオン卿復活ッ ッ!キャリオン復活ッッ!
クリストファー・キャリオン復活ッッ!
というわけでこれが噂の蟹喰って復活か……。
と、蟹が出てきた瞬間からニヤニヤしながら読むいすずさん。
恋に敗れたキャリオンさんは流石にもう懲りたみたいです。
ボア王女のこと、どうするのかと思って読んでましたら、「チクショー!愛なんて毒だ害だ苦痛だ!ばっちゃが正しかったんや!愛なんて全部滅ぼしてやるぜッ!」という逆方向へ突っ走った状態で復活されてしまいました。
2巻まではあんなにキャンディに愛を説いていたのに…いちいち両極端なお人ですなぁ。
さすがキャンディを監視カメラでちらっと見ただけでストーカーを始めてしまう王は違う!
そんなわけで、どうやらボア姫の目論見は上手くいっていないようです。
「私よ!あなたのボアよ!一緒に世界征服し・ま・しょ♪」
「そうすれば……今度こそ私を愛してくれるのか…?だが断る」
的な展開が目に見えるようです。
でもその方がキャリオンさんはこの先泣かなくてもいいと思うよ。
なんでキャリオンさんに、男に捨てられた女子高生みたいな感情を抱いているんだろうか私。
それにしてもキャリオン卿どうしちゃったの。
自分で復活の映像演出なんてしちゃってどうしちゃったの。
特撮好きなの?
一人孤独に復活した砂場で、自ら復活の爆発演出をやっちゃうキャリオン卿に熱い涙が止まりません。
真夜中の王…真夜中の王!!!(ぶわっ)(涙)
ていうかボア王女とホントお似合いじゃね?
ボア&クリストファーの愉快な暗黒夫妻で世界支配の狼煙をあげればいいんじゃね?
24章
"Are you sure you're safe there?"
"Yes. Of course."
Malingo smiled. "Good."
のシーンに悶えまくってニヤニヤニヤニヤニヤニヤしました。
すごくさり気ない会話なのですが、マリンゴの親愛がこれでもかというほど優しく伝わってきます。
いいなぁ。素敵だなー。愛だなぁ。
その前の会話も、ゲシュラットとヒヤアフターでの「夢」の概念の違いをお互いに話したことがあって、それを前提にしたものだろうという内容ですよね。
普段どんな風に会話しているのか、妄想が膨らみます。
それにしても、ニニーハンマーにも普通に船が発着しているんですねぇ。
1巻でこの島に来た時は、到着時は蛾が撃たれて墜落し、脱出時はマリンゴのグリフで飛んで出発したものですから、なんだか普通に船で行き来できる場所という意識がなかった……。
なんとも変な感じです。
相変わらずメリッサ母さんは愛にあふれていてこれまた素敵。
マリンゴとはまた違った方向で、キャンディを誰よりも理解しているんですね。
メリッサの会話からもこれでもかというほど優しさが伝わってきます。
そしてやはりというべきか、……チキンタウンではキャンディバッシングがすごいらしく、帰れそうにありません。
やっぱりねー。
というか、お母さんも街の人から辛く当られていたりしないんでしょうか?
(どう見ても)頭狂っちゃったお父さんのおかげで免れているんでしょうか……なんにしてもつらい立場に変わりはなさそう。
えらいお母さんだなぁ。
なんにしても、アバラットを本拠地にしてた方がキャンディは幸せだと思う。
父親はもう手遅れな模様。
どうやったら救われるんだろ、この人。
25章
うわああぁ………。
お兄ちゃんまでカルトに巻き込まれてるよ……(涙)
これマジで助けが必要な気がするんですが、しかしキャンディがまたヒヤアフターへ行くことでボア王女が乗じて侵攻とかしそうですし、ヒヤアフターのことはチキンタウン内で解決してほしいところでもあります。
メリッサ母さんが頼りかしら。
ぶっちゃけ、キャスパーの帽子布なんて燃やしちゃえばいい気がしますし……。
夢の中の光景は続いたまま、タイトル表紙の挿絵が不穏な、第四部へと続きます。