目次

「アバラット3」原書感想目次 *時々挿絵つき*

DAYS 1 ('11.11.13)
prologue~chap. 1 (第1部/1章まで)
DAYS 2 ('11.11.16)
chap. 2~5 (第1部/5章まで)
DAYS 3 ('11.11.18)
chap. 6~10 (第2部/10章まで)
DAYS 4 ('11.11.19)
chap. 11~12 (第2部/12章まで)
DAYS 5 ('11.11.20)
chap. 13~19 (第2部/19章まで)
DAYS 6 ('11.11.21)
chap. 20~22 (第3部/22章まで)
DAYS 7 ('11.11.22)
chap. 23~25 (第3部/25章まで)
DAYS 8 ('11.11.23)
chap. 26~34 (第4部/34章まで)
DAYS 9 ('11.11.24)
chap. 35~44 (第4部/44章まで)
DAYS 10 ('11.11.25)
chap. 45~49 (第5部/49章まで)
DAYS 11 ('11.11.27)
chap. 50~51 (第5部/51章まで)
DAYS 12 ('11.11.28)
chap. 52~64 (第7部/64章まで)
DAYS 13 ('11.11.29)
chap. 65~76 (第7部/最終章まで)
"ABARAT 3 - Absolute Midnight" IMPRESSION
PART1:CHAPTER 6-8/PART2:CHAPTER 9-10

※6章(Under Jibarish)~10章(The Sorrows of Good Son)までネタバレです。
11章以降はネタバレありません。
 

6章

アイザリスの旦那さん、Ruthusさんと夜11時のジバリッシュへ。
Ruthusさんも奥さんと同じく超いい人ですね!!
噂話と本来の人格のあたりの会話にほっとしてしまいました。
最初から、戻ってくるのを待っていてくれるつもりだったのも読んでいて嬉しい。
整理すると、ジバリッシュはQwarvという人食女族が住む大きい島と、小さい島があって、魔女は小さい島に住んでいるということなんですね。
ふむー。

最後にRuthusさんにおまえはどうするんだと聞かれた時の、
"Where she goes, I go,"
というマリンゴの物言いがすっごくマリンゴで悶え転がりました。

仲良しさんめ仲良しさんめ仲良しさんめ!!!

このノータイムの信頼感、超好き…!!

7章

怪しい人影に対して速攻で魔法を準備し、現れた瞬間didn't hesitateなキャンディさんが実にキャンディさんです。
そうだよね……
喧嘩はまず相手が行動する前に鼻っ柱に一発お見舞いした方が勝つんだもんね…。
相変わらず即断即決即行動なキャンディさんである。
びっくりするほど英語で読んでも翻訳版で読んでも印象が変わりません(笑)。
でも、そんなキャンディだからこそアバラットが魅力的なんですよね!
やはりキャンディが出ている章は読み進めるスピードが断然違います。
ぐじぐじ悩まないし、思ったら即行動に出るので、読んでて気持ちがいいです(^^)

さて、ここで残念ながらマリンゴとはいったん別行動に。
LagunaMunnが「キャンディだけ連れていくので、残るマリンゴには食事を用意しなさい」と息子に指示しているシーンで、キャンディが(実は私も喉乾いたしすっごくおなか空いてるんだけどこの状況でそんなこと言えない)状態になっているのがひそかにツボる(笑)

8章

ボア王女性格悪いなー!!
キャンディがまたしてもキレかけているのに妙な高揚感が…。

なんだか、キャンディって怒っている時が一番輝いてるような気がします。
逆境とか、理不尽に対して一定以上のストレスがかかると、ものすごく鮮やかな感情をむき出しにして「怒る」んですよね。
その瞬間の彼女、キャリオンもドキッ☆としてましたが(笑)、実際とても魅力的で素敵です。

9章

ここから第二部ですね。

おおおおお久々の5世さんきたーーーーー !!!!
……と、挿絵を見て喜んでいた時期が私にもありました………。
クレップ年鑑の記事引用だけだったなんて…がっかりだよママン。

メイター・モトリーさん超怖いです。
キャリオンさんはまだ隙がありましたが(つーか隙だらけだった)、このお婆さん心の弱点みたいなところなさそうだもんなあ……。
息子たちも孫も殺そうとしたわけで、キャリオンパパも抑止力にはなりそうにないですよねー。

そういえば、キャリオンが準備してたクスックスクスの虫ってどうなったんでしたっけ。
メイター・モトリーがキー持ってるんでしたっけ。

10章

LagunaMunnに汚いと言われて、ようやく写真見直して、
・未だに服装が写真撮った時と同じだ……
・確かにやばい。これ終わったら新しい服買おう。ノンスっぽい雰囲気のやつ
とか今頃思っている、そんなキャンディさんの女子力の低さが安心の10章。

そしてやっぱりボア王女性格悪い疑惑が濃厚に。
1、2巻では「慈悲深くてフィネガンとラブラブで、キャリオンのことは生理的に無理と思いつつ遠回しに優しく断り続けた悲劇の王女」として描かれていましたが、キャンディとの会話を聴く限り、彼女がなぜか内容を知っているらしい『Abarataraba』(なんのことかは不明)(アバラットの魔法関係?)は、ボア王女がキャリオンを通じて学んだもののようですね。

しかも、何かしら、フィネガンもキャリオンにも隠して騙してなにかをしていた模様です。
あらフィネガンに対してはちょっと罪悪感があるのねーとキャンディが揶揄すると、王女はかなりヒステリックになってましたし、フィネガンのことが好きだったのは本当みたいですが……。

生前のボア王女が何を企んでいたのかは不明ですが、死んだと思って気がついたら誰かの肉体に封じられていて外に出られず意識だけがあるというのは、ボア王女から見れば確かに「牢獄に閉じ込められた」状態に変わりはないんだろうなと思いました。
もちろんキャンディにとってはいい迷惑ですが;;
あの態度といい、キャンディが苛々するのも無理はないよ(苦笑)。

Candy&Malingo

俺が言うことって君の中の王女にも聞こえるんだよなぁ

ちょっと嫌な予感がするんですが、ボア王女がラスボスだったりしないよね…
実はファントマヤ姉妹は「悪の王女」を外界に封印したのであり、キャンディが今まさにそれと知らずに解き放とうとしているのだとか、そんな展開じゃないですよね……?

ウワアアありそうな気がしてきた……

'11.11.18
back index next