Postsprict /　あとがき

この作品は、一次創作別館が別館として独立する前、2003年から書き始めたものです。
8年間かけて完結することができました。
長い間を掛けて書いているので、多少とっちらかっているところや、文体が変わってしまっているところがありますが、とても大切な作品です。
年月を重ねて、当時思い描いていたかたちから変わらないまま、より満足のいく結末を迎えることになりました。
お楽しみいただけたのなら幸いです。
そして、お読みいただいたうえに、あとがきにまで目を通してくださる画面の向こうのあなたに深い深い感謝をお伝えしたいです。
ありがとうございました。

おまけ。
(1)
番外編が多くありますが、『夏の日々』その33 を読んでからもう一度、本編を読み返すとまた辰さんと志野のやり取りが違って見えるので面白いと思います。よろしければ。
(2)
『Scarlet Stitch』と主人公たちが似ているのは、辰さんと志野がモデルだからです。辰さんと志野は「長袖の日」のあたりからラストはこのような形になると決まっていたのですが、惜しい気持ちも有ったので、原型は同じに家族構成や後天的な環境などを弄り、似たようで似ていない別の二人の恋愛ものとして書いてみようと思ったのがきっかけです。

一次創作サイトと、この作品は、ずっと切っても切れない関係にありました。この作品を書き始めなかったら、後続の作品はどれも生まれてすらいません。
終わらせることができたこと、それを許してくださったみなさまに、もう一度心の底から感謝を。

2011/09/26　いすず拝

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