「好きだよ」
何度目に聞く言葉だろう。
初めて聞いたあの日から、繰り返すように何度も何度も。
そろそろ飽きたので普通に見るだけで反応を終えると、表現できないような目で辰さんは静かに言った。
「信じていないだろう」
「それ、言いながら信じていないんでしょう?」
CDの棚を整理する手を止める。
幼馴染はあいも変わらず同じ部屋の端に座っていた。
「志野は怖いね」
「人をおばけみたいに言わないで」
むっと顔を顰めると幼馴染はようやく笑った。
しんさんとしの
(030 :テレパシー)
(030 :テレパシー)