「竹河くんと幼馴染って本当?」
「うん」
給食のあまりのデザートを部室で食べていると、友人が聞いてきた。
「なんで?」
「あの人変じゃない? 席替えしたら同じ班になっちゃったよ、やだな」
「変だけどいい人だよ」
「でも変なんでしょ?」
「……うん。でも頭いいし、優しいよ。あんまり悪いところないと思うけどな。いや変だけど。」
「志野ちゃん、竹河くん好きなの。」
「は? 全然。」
女の子ってこういうところが苦手だ。
私も女なのだけれど、確かに自分も恋愛に興味はあるけれど、なんだかこう、竹河辰というのはこう、男子というより家族なのだ。
いや家族ではないけど、そういう対象として言われるとかなり困惑する。
「結構面白いと思うよ。変な人だし」
「……志野ちゃん竹河くん嫌いなの。」
「え? 別に。ああ弟の部屋で騒がれるのはうるさいから嫌いだけど」
そう言ってプリンの入れ物をゴミ箱に捨てると、私は窓の外を見た。
梅雨入りが近い。
しんさんとしの
(004 :晴れ時々中学校)
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